7万人に1億7千万返還 診療報酬過大請求で群馬大病院

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中村瞬
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 群馬大医学部付属病院前橋市)が診療報酬を不適正に請求していた問題で、群大病院は8日、対象となった患者約7万人に対し、過大に受け取った医療費計約1億7千万円を返還すると明らかにした。該当者への返還通知の郵送を6月下旬から始めているという。

 群大病院によると、患者への返還分に加え、患者が加入する各健康保険組合などへの返還分も合わせると、総額は約17億円になる見込み。健保組合などへの返還は2018年12月から進めており、完済には数年かかる見通しだという。

 この問題は、群大病院で腹腔(ふくくう)鏡手術を受けた患者が相次いで死亡したことを受け、厚生労働省が院内を監査した結果、診療報酬約8千万円の不適正請求が発覚したのがきっかけ。

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