吹奏楽の全国大会の常連校、北海道北斗市の上磯中学校が7月6日、市内で待望の演奏会を開いた。新型コロナウイルスの影響で休校が続き、3月の演奏会も、夏の全日本吹奏楽コンクールも中止になった。演奏会の実現には、そんな生徒たちの姿を見てきた町の人たちの後押しがあった。

拡大する写真・図版演奏会「HAPPYコンサート」で練習の成果を披露した上磯中学校吹奏楽部=2020年7月6日午後6時35分、北海道北斗市

 演奏会は6日夜、市総合文化センターかなでーるで「HAPPYコンサート」と名付けて行われた。上磯中は昨年の全日本吹奏楽コンクールで5年連続の金賞を受賞したが、今年は目標だったコンクールが中止に。「生徒の励みになる活動目標をつくってあげたい」と、学校と市、市教委が協力した。入場者は約100人。保護者と学校関係者に限定して、入場時に記名、手の消毒やマスク着用などを義務づける感染対策を行った。入場制限で会場に来られない友人や先輩、親戚のため、とインターネットのライブ中継にも初めて取り組んだ。

 部活動ができない間も、生徒た…

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