「核なき世界」願って 米国の被爆2世、被爆者を撮る

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ニューヨーク=藤原学思
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 核兵器の廃絶をうたう核兵器禁止条約の採択から3年を迎えた7日、新たに太平洋の島国フィジーが条約を批准した。発効に必要な50カ国の批准まであと11カ国。広島育ちで被爆2世の竹内道(みち)さん(64)は、世界の核兵器の4割を保有する米国で、「核なき世界」の実現に向けた活動を続けている。

 竹内さんはニューヨーク在住のコンサルタント。2015年からはプロデューサーとして、13歳で被爆したサーロー節子さん(88)=カナダ在住=の核廃絶に向けた活動を映像で撮り始めた。3年前に国連で核禁条約が採択された場面も収めている。

 完成した映画のタイトルは「ヒロシマへの誓い サーロー節子とともに」(83分)。竹内さんは「新型コロナウイルスは、『命のもろさ』を思い知らせた。そんなときだからこそ、核兵器の残虐性についても目を向けてほしい」と訴える。

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