「色が違う」5歳児、珍しいオスのナナフシモドキ発見

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高木文子
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 木の枝にそっくりの昆虫「ナナフシモドキ」の珍しいオスの個体を、名古屋市中村区の保育園児、田中授(さずく)君(5)が両親と一緒に見つけた。岐阜市の名和昆虫博物館に寄贈し、公開されている。

 ナナフシモドキはメスだけで卵を産む「単為生殖」をする。名和哲夫館長(65)によると、オスは2019年までに全国でも12例ほどしか見つかっていないという。

 公開されたオスは体長約6・5センチ。メスに比べて茶色みが濃くて触角が長く、体つきがほっそりしている。

 田中君らは5月23日夕方、自宅近くの公園の桜の枝で、幼虫5匹を採取。桜の枝葉と一緒に水槽に入れて育てた。2回脱皮した後の6月14日、「色が違う」と田中君が気づき、1匹がオスだとわかった。

 ナナフシモドキについて「枝に化けているところが好き。すごい大事にしていました」と田中君。父親の昌之さん(41)は「博物館で色々な人に見てもらえればうれしい」と話す。

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 普段から公園に行っても遊具…

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