拡大する写真・図版テレビ東京系ドラマ「女子グルメバーガー部」に出演する日向坂46の佐々木美玲さん(C)「女子グルメバーガー部」製作委員会

 昨年、NHK紅白歌合戦に初出場を果たした人気アイドルグループ・日向(ひなた)坂(ざか)46。彼女たちが歩んできた道のりは、決して日の当たる場所ばかりではなかった。前身の「けやき坂46」(通称・ひらがなけやき)のセンターとしてグループを引っ張ってきた1期生の佐々木美玲さん(20)に、苦悩の中で仲間と夢を追いかけた「ひらがなけやき」時代の心境や、日向坂46と自身の現在地と未来図について聞いた。

 ――グループとしては昨年2月、「けやき坂46」から「日向坂46」への改名を発表し、3月に「キュン」で念願だったシングルデビューを果たしました。「ミュージックステーション」(テレビ朝日)や「輝く!日本レコード大賞」(TBS)、「NHK紅白歌合戦」に初出演するなど、昨年は大きな飛躍の1年になったと思います。佐々木さんはファッション雑誌「non―no」の専属モデルや「ZIP!」(日本テレビ)のリポーターを務め、単独でのテレビ出演も増えているなど、個人でのお仕事も充実していますね。

 「non―no」はまたアイドルとは全然違うので、初めて撮影したときはわからないことだらけだったし、「自分、できてないなぁ」と落ち込んだりすることもあったんですけど、たくさん雑誌を見て先輩方のポージングを見たり、あと編集部さんがアドバイスをたくさんくださって「こうしたらいいよ」とか教えてくださるので、今はのびのびと撮影することができています。ドラマやバラエティーに1人で出演させていただくときは「日向坂46」として出るので、それで知らない方も知ってくれたらいいなっていう気持ちはありますね。もっともっといろんな方にいろんなメンバーのことを知っていただきたいです。バラエティーは「まだまだできてないな」って思うことがたくさんあるんですけど、とにかく1人で番組に出させていただくときは「とりあえずしゃべろう」っていうのを目標にがんばってます。バラエティーに出させていただくと緊張してしまってしゃべれないことが多くて、でも(グループの)代表で出てるし、「ほかの子だったら絶対もっとできる」って思うと申し訳ない気持ちになるので、「失敗してもいいからとりあえずしゃべろう」っていうのは目標にしています。

 ――7月10日にスタートするテレビ東京系ドラマ「女子グルメバーガー部」(金曜深夜0時52分)は、初めて単独での出演となるドラマですが、撮影にはどういう風に臨みましたか?

 いつもは周りにメンバーがいるので安心しちゃってる部分があるんですけど、1人なので初日からすごく緊張してましたね。撮影で私がとても印象に残っているのは、「モッツァレラマッシュルームバーガーです」っていうセリフがあったんですけど、このセリフが私、沼にハマってしまって、「モッツァレラ『マシュマロ』バーガー」っていうのが頭に残ってそっちばっかり言ってしまって。「マッシュルームが言えた!」と思ったら、その前の「モッツァレラ」が言えなかったり。たくさん迷惑をかけたんですけど、みんなで笑ってすごい楽しい撮影でした。

〈女子グルメバーガー部〉グルメバーガーに魅せられた12人の女子たちを主人公にしたオムニバス形式のグルメコメディードラマ。

 ――佐々木さんが演じる森林映…

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