電柱には55年前の「洪水痕跡」 氾濫繰り返す球磨川

有料記事

神野勇人 松本江里加
[PR]

 記録的豪雨により、中心市街地が水没するなど大きな被害が出た熊本県人吉市。電話がつながりにくいなど通信環境が厳しい中、消防隊員が一軒ずつ安否確認にあたる場面もあった。

 5日正午ごろ、ヘルメットをかぶり、上下オレンジ色の制服を着た4人の消防隊員が乗った消防車が、同市下薩摩瀬町の路地に止まった。4人は泥でぬかるむ道を進み、民家敷地内に入っていった。

 民家は氾濫(はんらん)した球磨川の堤防沿いの道路に面して立つ。その道路の一部から、民家の敷地内にかけて崩落していた。木造一部2階建てとみられる民家が半分ほどに割れた状態で残り、陥没してできた穴には泥水がたまっていた。

ここから続き

 「いたら返事してください!…

この記事は有料記事です。残り1141文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら