ハニワ部長「今から土器土器」 大山古墳の気球計画に

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聞き手・白木琢歩 白木琢歩
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 大阪府堺、羽曳野、藤井寺3市にある百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群が、府内で初めてユネスコ世界文化遺産に登録され、6日で1年になる。古墳群をPRする堺市の公式キャラクター「ハニワ部長」がこの1年を振り返り、今後の活動についても語った。

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 ――世界遺産登録後、来訪者が増えたそうですね

 そうなんです。大山(だいせん)古墳(伝仁徳天皇陵)近くの堺市博物館では、19年度の来館者数は26万7千人となり、前年度に比べて10万人以上増えました。また世界遺産登録直後の昨年7月には、前年同月比で3倍以上の来館者がありました。

 この1年を振り返ると、私も今まで以上にいろんな場所で百舌鳥・古市古墳群の魅力をお伝えさせていただき、「世界遺産登録おめでとう」の声もたくさんかけていただきました。1600年生きてきて、最も充実した1年でした。

 ――堺市は世界遺産を生かすため、どんな施策を進めようとしていますか

 映像などで古墳群の価値や魅力をわかりやすく伝えるために、大山古墳の近くにビジターセンターを作ったり、空から古墳の雄大さや堺の街並みを見ていただけるよう、ガス気球を揚げる計画を考えたりしているようです。私はハニワなので空を飛んだことはありませんが、上空から古墳を眺めることができるようになるかもしれないと思うと、今からワクワク土器土器(ドキドキ)しています。

 ――新型コロナウイルスの感染拡大でイベント中止が相次ぎました

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 私自身も今年2月を最後にイ…

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