アフリカのルワンダで、義足や義手を作り障害者に配る活動を重ねる茅ケ崎市出身のルダシングワ真美さん(57)が、苦境に陥っている。昨年の大雨で作業所が被災、収入面で頼みの綱だった一時帰国時の講演活動も新型コロナの影響で中止になった。まもなくルワンダに戻り再建を目指す。
真美さんは1989年、語学留学中のケニアでルワンダ人のガテラ・ルダシングワ・エマニュエルさん(65)と出会い、その後結婚。ガテラさんは右足に障害があり、真美さんはガテラさんのために、一念発起して日本で「義肢装具士」の資格を取得。ガテラさんと97年、ルワンダの首都キガリ近郊で、義肢や装具を作る作業所を立ち上げた。
ルワンダでは植民地政策による民族間対立で、94年に100万人以上が犠牲となった大虐殺が発生。手足が切断されるなどで多くの障害者が生まれた。2人のもとにはうわさを聞きつけた障害者が集まり、日本から取り寄せた中古品も活用し、1万人近くに無償で義肢装具を提供してきた。
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真美さんによると、作業所に…
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