福島)県産水素で発電、活用促進狙う あづま運動公園

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福地慶太郎
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 県は、あづま総合運動公園(福島市佐原)で水素を燃料とした発電を始めた。園内の体育館の照明などに使う。水素による発電は二酸化炭素が発生せず、環境にやさしいと期待される。体育館の利用者らに知ってもらい、水素の活用促進につなげるのが狙い。

 発電は6月29日に始まった。利用する水素は今春、開所した浪江町の施設「福島水素エネルギー研究フィールド」で製造。同公園まで輸送された後、あづま総合体育館の脇に設置された燃料電池に供給され、空気中の酸素と反応させることで発電する。

 県によると、出力は一般家庭100世帯の電力需要に相当する100キロワット。導入済みの太陽光発電(出力300キロワット)とあわせると、体育館の電力消費量が最も多いときで、その半分をまかなえる。

 燃料電池は、発電の過程でで…

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