藤井聡太七段、終盤の妙手順 相手は脱帽「新しい感覚」

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村瀬信也
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 将棋の高校生棋士、藤井聡太七段(17)の勢いが止まらない。棋聖戦では渡辺明棋聖(36)に第1局から2連勝し、王位戦でも木村一基王位(47)との開幕局を制した。初タイトル挑戦から、いきなり二冠となることも現実味を帯びてきた。内容面でも充実ぶりが目立つ中、相手の棋士が思わず脱帽するような終盤力を見せつけた対局があった。

 6月25日。藤井は東京都渋谷区将棋会館で、第79期将棋名人戦・B級2組順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の1回戦に臨んだ。相手は佐々木勇気七段(25)。3年前に、デビュー以来の連勝を「29」で止められている。この日はそれ以来、2度目の対戦だった。

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 順位戦には名人挑戦権を争う…

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