丸刈りの市長が辞職 出直し市長選への立候補は「白紙」

有料記事

東谷晃平 西晃奈
[PR]

 昨年7月の参院選をめぐり、前法相で衆院議員の河井克行容疑者(57)と妻で参院議員の案里容疑者(46)が公職選挙法違反(買収)容疑で逮捕された事件で、克行議員からの現金受領を一転して認めた広島県安芸高田市の児玉浩市長(57)が3日、辞職した。一方で次回市長選への立候補については明言を避けた。事件をめぐり辞職した首長は、安芸太田町長、三原市長に続き3人目。

 安芸高田市は安芸太田町とともに、克行議員の選出区である衆院広島3区内の自治体のひとつ。克行議員が現金を持参してきたと同様に明らかにした安芸高田市議会の先川(さきかわ)和幸議長と水戸真悟副議長も3日、議長職と副議長職を辞した。

 安芸高田市議会は3日午前に臨時議会を開き、全会一致で同日付の辞職に同意した。議場での質疑はなく、児玉市長は閉会後の取材に、「市政を混乱させ、市民にご迷惑をかけ、深くおわびする」と謝罪。しかし出直し市長選への立候補について問われると、「白紙の状態。支持者の考えを聞いて判断する」と述べるにとどまった。

ここから続き

■丸刈りは「私の中のけじめ」…

この記事は有料記事です。残り270文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら