日本を代表する報道写真家8人による合同展「トウキョウドキュメンタリーフォト2020」が東京都三鷹市と武蔵野市内のギャラリー2カ所で開催中だ。国内外で撮った約90点が並ぶ。無料。5日まで(正午~午後7時。最終日は午後6時まで)。
2017年に始まり、今回が4回目。出展するのは、川畑嘉文、高木佑輔、千賀健史、冨永晋、藤元敬二、丸山耕、山下隆博、龍神(りゅうじん)孝介の各氏。バングラデシュの売春婦や、ケニアの首都ナイロビのゴミ捨て場でゴミをあさる人々の写真もある。「売春婦は、貧しさのために売られたり、誘拐されたりしてやってきた少女たちが、一回500円で一日5人の客をとる」など説明も添えられている。
事務局を務める冨永晋さん(42)は、東日本大震災直後から毎年、福島県を訪れ、魚の直売所だった場所などを撮り続ける。津波で破壊された食堂もある。冨永さんは「ドキュメンタリーをやりたいと思う人が少なくなっている。ドキュメンタリー作品を見て、後に続く人が現れてくれればうれしい」と話す。
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会場は三鷹市井の頭3丁目の…
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