ミナミ商人の心意気、ちょうちんに込め 道頓堀で万灯祭

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添田樹紀
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 大阪・ミナミの道頓堀川をちょうちんでライトアップする「万灯祭(まんとうさい)」が1日夜から始まった。新型コロナウイルスの影響で各地の祭りが中止されるなか、「にぎわいを取り戻そう」という地元商店主らの呼びかけで開催にこぎ着けた。

 今年で21回目の開催。感染防止のため、恒例のカウントダウンは見送られ、関係者が見守るなか、川沿いの遊歩道に並んだ約1200個のちょうちんが静かに点灯した。友人4人と訪れた兵庫県尼崎市ベトナム人技能実習生、グエン・ティ・トゥアンさん(20)は「とてもきれい。SNSで友達に見せてあげたい」と話した。

 ミナミ周辺は緊急事態宣言による外出自粛で人通りが激減し、その影響は今も残る。地元商店街でつくる主催団体「いっとこミナミ実行委員会」の上山勝也委員長(58)は「この灯(あか)りはミナミの商人の心意気。できる限りのことをして大阪を盛り上げたい」と意気込む。

 街を元気づけようと、今年は、ちょうちんに思いを託す「献灯」を初めてインターネットで公募。「ふぁいと!OSAKA」「パワフル魂!! ミナミ」といったメッセージを記した約90個が寄せられた。

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