「なぜうちの子が」問う悪魔、小さな息子のダンクで退散

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照屋健
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 小さな体が、おもちゃのバスケットゴールにダンクシュートを決めた。背伸びをしてボールを押し込んでは、飽きずに何度も繰り返す。プロバスケットボール選手の加納誠也さん(31)は、動き回る長男の大誠くん(2)を見つめていた。

 「パパ、パパ」

 米国で活躍する八村塁選手のCMが流れると、息子はバンバンと机をたたき、ドリブルのようなしぐさもする。そんな様子に「おれがバスケ選手だってわかっているんだな」と思う。

 身長196センチの自分のように大きく育ってほしいと願い、「大誠」と名付けた。バスケに興味を持ってくれるのはうれしい。でも、喜びだけではない。将来、他の子のように運動ができないことに落ち込まないだろうか――。

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