大会中止も、来たる舞台へいま頑張る 愛工大名電卓球部

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上山浩也
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スポーツのミカタ

 「試合はいずれ必ず来る その日のために今、頑張ろう」。高校卓球界の強豪、愛工大名電の練習場のホワイトボードに今月書かれていた言葉だ。新型コロナウイルス感染拡大で様々な大会が中止になった。そのなかでも、それぞれが次の舞台に進んで行こうと、監督が部員に贈ったメッセージだった。

 男子団体で同校は今年、春の選抜大会で6年連続、夏の高校総体は5年連続の優勝がかかっていたがいずれもコロナ禍で大会中止になった。つらい出来事だったが、「そこで立ち止まっていてはいけない」と今枝一郎監督(45)。「身近な目標はなくなったけれど、みんなが上で戦う将来をめざしている」と、部員に将来を見据えさせた。

 1929年創部で、2004年アテネ五輪に出場した鬼頭明選手ら多くのトップ選手がOBにいる。現在は3学年で部員12人。5月に日本卓球協会が発表した日本の男子代表チーム6選手に次ぐ候補23選手のなかには、名電の4選手の名が並んでいる。

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 そのなかの1人、曽根翔主将…

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