データで読み解くコロナ感染 世界をどう侵食したのか

有料記事

高野遼
[PR]

 新型コロナウイルスの感染拡大が、世界で新たな局面を迎えています。先進国ではすでにピークを越えた国がある一方で、南米などの新興・途上国で感染の広がりが深刻化しているからです。世界の感染者は累計で1千万人を超え、死者も50万人に達しています。新型コロナウイルスは世界でどのように広がってきたのか。米ジョンズ・ホプキンス大学の集計データをもとに読み解きます。

感染者数、新興国・途上国が先進国を逆転

 世界各国を、国連の基準にならって36の先進国と、それ以外の新興・途上国に分けてみましょう。

写真・図版

 すると、当初は先進国で感染が一気に広まったことがわかります。中国で始まった感染が3月以降、欧米で大規模なパンデミックを引き起こしたためです。4月中旬には、1日6万人以上の感染者を記録し、先進国における感染はピークを迎えました。

新型コロナウイルスの感染拡大のこれまでと現在、そしてこれから。さらに7つのグラフで多角的に分析します。

 一方、新興・途上国は徐々に…

この記事は有料記事です。残り3473文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[もっと見る]