新幹線は満席、コロナ時代の観光業 台湾ここでも先行策

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高雄=西本秀
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 新型コロナウイルスの流行を抑え込んだ台湾が、海外客の激減であえぐ観光業を支えるため、市民向けの宿泊割引など支援策を次々と打ち出している。市民の関心が感染対策から景気や生活の立て直しに向かうなか、当局も内需の喚起に懸命だ。

 台湾南部の高雄市の観光地「六合夜市」は25日夜、露店で食事を楽しむ観光客でにぎわった。旧暦の端午節の4連休が始まったこの日、台北市から南部に向かう高速鉄道(新幹線)は軒並み満席となり、連休に合わせ感染予防で自由席をなくす一方、約200便増発した。

 台中市から家族7人で夜市に来た游礼禎さん(44)は「家族旅行は久しぶり。気持ちも解放されました」。訪れた観光客が使っていたのが、高雄市が5千万台湾ドル(約1億8千万円)の予算を組んで発行した割引券だ。

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 現地のホテルに泊まると1人…

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