東京)強まる都心志向、地域再生探る多摩地域

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山浦正敬
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 推計人口で1400万人を超えた東京都は近年、都心への集中が著しい。一方、多摩地域の一部では人口減が進む。湾岸から山間地まで東西に長い首都が同時に抱える「発展」と「再生」「持続」。どうバランスをとるのか。都知事選を機に象徴的な地を歩いた。

 多摩ニュータウン(NT)内を貫く幹線道脇にある「未知カフェ」(多摩市)。23区内の企業に勤める高野義裕さん(40)らが、若い世代による街おこしを進めようと、緊急事態宣言下の4月に設立した合同会社の拠点だ。

 25日夕、打ちっ放しのコンクリートやブロックの店内で、高野さんが机にパソコンモニターを配置していた。同社に関わるのは約50人。初のオンライン会合の準備が進められていた。テーマは「地域でやってみたいこと」。

 多摩NTは入居開始から49…

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