福岡)犠牲者しのび献花 九州北部豪雨3年を前に住人ら

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岩田誠司
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 2017年7月の九州北部豪雨による被災からまもなく3年。福岡県朝倉市杷木星丸の旧松末小学校体育館で28日、地元の住人らが追悼の催しを開き、花を手向けて犠牲者をしのんだ。

 豪雨で氾濫(はんらん)した赤谷川や乙石川が流れる松末地域では、災害関連死1人を含む18人が死亡、1人が行方不明のまま。うきは市から訪れていた1人も犠牲となった。訪れた人たちは菊の花を献花台に手向け、犠牲者をしのんで手を合わせた。

 朝倉市杷木星丸の高倉敏明さん(62)は「同級生のお子さんやお世話になったお年寄り。犠牲者は知っている人ばかり。一人ずつ顔を思い浮かべた」。この春から地元の集落の区長となり、集落内で緊急避難先を決めたという。「もうあのような被害がないように備えたい」と話した。

 被災後、避難や転居などで地…

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