福井)福井空襲、福井地震の犠牲者を悼む 福井
八百板一平
福井市の足羽山で28日、1945年の福井空襲と48年の福井地震で亡くなった人々をしのぶ市戦災・震災犠牲者追悼式があった。
今年は新型コロナウイルスの影響で、参加者を少人数に絞って開催した。東村新一市長らが黙禱(もくとう)し、慰霊碑塔に花を捧げた。参列した市遺族連合会の八田一以会長は「空襲や地震の犠牲と復興があって、今の福井のまちがある。若い人にも知ってほしい」と話した。
慰霊碑塔には、慰霊やまちの復興などを願ってつくられた「復興慈母観音像」が安置されている。この日は、復興慈母観音札所会のメンバーらによる慰霊祭もあった。札所会の大黒隆典会長は「空襲や地震を経験した人は少なくなっている。(記憶や経験などを)風化させることなく、取り組みを続けていきたい」と話した。
ここから続き
太平洋戦争末期の45年7月…
【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら