女子ゴルフ23年ぶり順延 「TV中継なし」は好都合?

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渡辺芳枝
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 女子ゴルフの開幕戦アース・モンダミン杯は28日、千葉・カメリアヒルズCCで予定されていた決勝ラウンドが、雨のため29日に順延となった。日本女子プロ協会(JLPGA)によると、大会順延は台風が接近した1997年の国内メジャー・日本女子オープン以来23年ぶりで、メジャー大会以外では史上初。4カ月遅れの「非公開開催」となった開幕戦は、さらに異例の大会となった。

 ツアー規定では、72ホールで争う4日間大会は、36ホールを終えれば競技成立と定められている(メジャー大会をのぞく)。多くの大会は予備日を設けず、悪天候時は大会を短縮して順位を決め、賞金ランキング加算賞金を75%に減額する措置をとっている。だが今大会は「72ホール完遂を目指す」と明記し、予備日を設定していた。

 今大会はインターネット中継を活用し、テレビ中継はない。「テレビの編成枠というしがらみがないのは大きい。(順延決断の)背景の一つ」と関係者は話す。28日の最終ラウンドは降雨予報に伴って、まず第3ラウンドより2時間遅い午前10時に設定され、その後午後1時となり、最終的に順延となった。柔軟に、競技優先の対応が取られたと言える。

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 第3ラウンドを終えて首位を…

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