来場自粛要請や時短 株主総会がピーク、目立つ感染防止

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内山修 神沢和敬 小出大貴
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 3月期決算企業の株主総会が26日、ピークを迎えた。東京証券取引所の調べでは約750社が開き、集中率は33%と去年より上昇。新型コロナウイルス感染防止のため、今年は会場への来場自粛呼びかけや時間短縮の動きが目立つ。一方で、業績悪化などについて経営陣に問う機会が限られた個人株主からは、不満の声もあがった。

 26日に東京都内のホテルであったソニーの総会。入り口で検温や手指の消毒を求められ、座席は前後左右の間隔が2メートルほどあけられた。自粛を呼びかけていたため、来場者は昨年の約7分の1の222人だった。

 吉田憲一郎社長は冒頭、「感染予防の観点から例年より効率化して40分をめどに進行したい」と説明。来年4月に社名を「ソニーグループ」に変える理由を尋ねる質問などがあり、吉田氏は「事業の進化を促し、多様性を強みとするために、ソニーをグループの本社機能に特化した会社にするのが望ましい」と回答。会場からの質問は4問で打ち切り、昨年より54分短い39分で閉会した。

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 総会は個人株主が経営陣に直…

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