「クラスターって何?」 コロナのハテナ、小3が新聞に

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鈴木智之
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 「クラスター」ってどんな意味?――。大阪信愛学院小学校(大阪市城東区)に通う3年生の小林葉子さん(8)が、新型コロナウイルスについてまとめた新聞を作った。休校の間、テレビのニュースで耳にする言葉はわからないことばかり。姉の千泰(ちひろ)さん(15)=大阪信愛学院高校1年=の手を借りて調べ上げた力作だ。

 2月末、新型コロナの影響で翌月からの休校が決まり、「とても悲しかった」という葉子さん。仲良くしていた6年生らとお別れのあいさつもできず、涙がこぼれた。休校中は漢字や計算などの宿題をしたが、すぐに終わってしまい、テレビを見て過ごした。ニュースはコロナのことばかり。次々と知らない言葉が耳に入ってきた。

 気になって千泰さんに聞いてみた。「ねえ、クラスターって何?」「パンデミックは?」「ロックダウンって?」――。宿題や吹奏楽部の在宅練習で忙しい千泰さんは初めのうちは適当に答えていたが、何度も尋ねられ、「きちんと説明しないとだめかも」と思い直した。葉子さんにわからない言葉は紙に書き出すようアドバイスした。

 2人は、科学系の児童書や新聞記事などを調べる一方、書き出してまとめることでより深く物事を理解できると考え、新聞作りを思い立った。4月下旬から1カ月かけて完成させた新聞はB4判19ページの大作で、「コロナウイルスかんせんかく大で学んだこと、いっぱい!」と名付けた。

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 1面は、コロナの流行で感じ…

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