広島)原爆ドーム保存工事 4回目の入札でやっと落札

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宮崎園子
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 世界遺産原爆ドームの保存工事の施工業者が、4回目の入札で決まった。昨年2月の1回目以降、入札の不調が続いていた。8月中旬にも着工するという。

 広島市が22日に行った入札に、大手ゼネコンの清水建設(東京)のみが応札し、7400万円で落札した。予定価格は7470万9千円で、落札率は99・1%。同社は、ドームの劣化を防ぐために市が1967年から計4回実施してきた保存工事のすべてを担当している。

 市公園整備課によると、今回の工事は鋼材の塗り直し作業などを予定。初回の入札で業者が決まれば、昨年8月6日には終えているはずだった。今回の落札を受け、8月中旬にも工事が始まり、来年3月に完了する見通し。

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