ハンセン病「差別なくす正しい理解と行動」 全療協会長
雨宮徹
ハンセン病の患者家族に対する差別を認め、国に賠償を命じた昨年6月の熊本地裁判決から28日で1年がたった。回復者でつくる「全国ハンセン病療養所入所者協議会(全療協)」の森和男会長(80)=徳島県鳴門市出身=に思いを聞いた。(雨宮徹)
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――家族訴訟の原告勝訴から1年が経ちます。
国の控訴断念後、判決で棄却された人や裁判に参加していなかった人にも補償する法律が議員立法で制定された。非常に良かった。けれど、回復者や家族への偏見や差別の解消に向けた具体的取り組みの協議は、新型コロナウイルスの影響もあって進んでいない。厚生労働と法務、文部科学省を交えた「3省協議」もほとんど開かれていない。
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――コロナウイルスをめぐる…
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