PCRセンター、自治体の主導で次々開設 群馬

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長田寿夫
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 保健所を介さずに新型コロナウイルスの検査ができるPCRセンターが群馬県内に6カ所できた。「市民の不安解消に必要」と館林市がいち早く開設準備に動くと、「自前の検査」を望んでいた富岡市が続いた。PCR検査の拡充への道は自治体の主導で開かれた。(長田寿夫)

 館林市が急いだのは3月に起きた館林厚生病院の院内感染で、帰国者・接触者外来の機能が止まったためだ。代わりを担う発熱外来の開設を提案した市に対し、「感染リスクが高い」と館林市邑楽郡医師会が拒んだ。市は独自に設置しようと医師の派遣を国や県に求めたが、それも不調だった。そこで医師会の同意を得てPCRセンターの設置へと軌道修正した。

 だが曲折は続く。同席した複数の関係者によると、4月17日に最初に相談に訪れた保健所(県館林保健福祉事務所)とは激しい応酬があった。

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 「ドライブスルーなんて見た…

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