滋賀)事故と背中合わせの琵琶湖 県警が周知に力

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新谷千布美
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 新型コロナウイルスの影響で続いていた、県境をまたぐ移動が全面的に解除された。琵琶湖も本格的なレジャーシーズンに入り、多くの利用が見込まれる。「母なる湖」は穏やかに見えるが沖では一変することも多く、常に事故の危険と背中合わせだ。滋賀県警が2019年までの5年間の事故遭遇者を調べると、8割近くは県外からだった。特性を知り、甘く見ないことも事故防止につながる。(新谷千布美)

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 7日午後1時ごろ、大津市北小松から出港したクルーザー(定員10人)が転覆した。4歳の男児ら子ども3人を含む13人が湖に投げ出されたが、約3時間後に野洲市吉川沖で全員救助された。いずれも大阪市在住で、会社関係の知人やその家族とウェイクボードをしに遊びに来ていたという。

 湖では2003年9月、大津市沖でヨットが転覆して12人が投げ出され、6人が死亡、1人が行方不明になる事故があった。事故後、県の琵琶湖等水上安全条例が改正され、乗員に救命胴衣着用が義務づけられるなどした。

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 県警によると、今回の事故で…

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