岩手)「感染者ゼロ」の教育現場、ICT環境で格差も

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中山直樹 太田原奈都乃
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 新型コロナウイルスの感染拡大は、学校に通う子どもたちに様々な影響をもたらした。「感染者ゼロ」の岩手県では首都圏と比べて休校期間は短かったが、今後、感染拡大が広がれば、再び休校になる恐れもある。教育現場ではオンライン授業の導入などが進むが、ICT環境の整備で他県より後れが出ることが懸念されている。

 大学受験を年度末に控えた高校3年生たち。新型コロナウイルスの影響で岩手県内の高校でも3月には2週間近く休校となった。首都圏などではさらに休校が長引き、「9月入学」の導入が一時、浮上した。

 「やるべきことをやるしかない。でも、勉強以外のことに気を取られて……」。盛岡市内の男子生徒(18)はため息をつく。

 宮城県内の大学を志望し、休…

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