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　北海道池田町の観光施設「ワイン城」（町ブドウ・ブドウ酒研究所）の改修工事が終了し、20日、リニューアルオープンした。当初は大型連休前の4月26日を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で、延期になっていた。セレモニーではスパークリングワインの栓を開き、門出を祝った。

　ワイン城は1974年に同研究所のワイン工場などとして完成。2017年度から約8億8千万円をかけて改修工事を実施。耐震工事に合わせて、昨年10月から休館し、内装のリニューアルを行っていた。

　1階ショッピングエリアを倍に拡大したほか、ワインの書籍を集めたライブラリーを新設。地下の熟成室にはバーが設けられ、ガイドツアーなどでたるを眺めながらワインを楽しめるようになった。レストランなどの運営は一般社団法人「いけだワイン城」が行う。

　勝井勝丸町長は「ここから様々な情報発信をして、コロナの時代の物流社会に適用するワイン城にしたい」と述べた。（中沢滋人）