陸上イージス、「振り回され続けた2年間」憤る住民

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山崎毅朗
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 配備計画が停止になった陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」。19日には、河野太郎防衛相が配備候補地の山口県を訪れて知事らに陳謝した。だが、配備予定地近くの住民は、防衛省が「安全」と繰り返していただけに怒りが収まらない。

 河野氏が県庁を訪れていたちょうどその頃、山口県阿武町宇生賀(うぶか)の農業西村俊光さん(70)は自宅近くのビニールハウスでホウレンソウの種まきをしていた。「やっぱり地元には来ないんですね。私たちは2年間振り回され続けたのに。地元に耳を傾けない(防衛省の)姿勢は、最後まで変わりませんね」と話した。

 自宅はイージス・アショアの配備候補地だった陸上自衛隊むつみ演習場(萩市)の北西約3キロ。計画によると、ミサイルを探知するレーダーの最も強い電波(メインビーム)の直下に入っていた。

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 むつみ演習場が配備候補地だ…

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