香川)シート越し初競り 「小原紅早生」出荷
平岡春人
香川オリジナル品種のミカン「小原紅早生(おばらべにわせ)」の出荷が19日、始まった。高松市中央卸売市場で初競りがあり、25個入りの1箱(2・5キロ)が過去最高の258万円で落札された。
坂出市のミカン園で1973年、突然変異で生まれた品種。皮の色が赤く、濃厚な甘みが特徴で、中元としても人気がある。2017年には、地域の農林水産物を保護する国の「地理的表示保護制度」に、県の特産物で初めて登録された。
この日は約560キロを出荷。新型コロナウイルスの感染防止のため、競り人はマスクやフェースシールドを着け、仲卸業者との間に透明のシートを設けた。初競りで落札した会社の男性(31)は「香川においしいミカンがあると、全国に広まってほしい」と話した。
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今年は、昨年より実が大きい…
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