JR東海と静岡県26日トップ会談 リニア27年土俵際

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初見翔 山崎輝史
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 リニア中央新幹線静岡県の工事に県の同意が得られていない問題で、JR東海の金子慎社長と静岡県の川勝平太知事は6月中にトップ会談に臨む。26日に静岡県庁で開く方向だ。JRは月内に一部の工事に着工できなければ「2027年開業が困難」とするが、環境影響を懸念する県側は早期着工を認めない方針。事態打開の糸口はなお見えていない。

 金子社長は18日の会見で「(地元に)厳しい意見が多いことは承知している。率直なお話を聞きたい」と会談への見通しを語った。

 静岡工区(8・9キロ)を含む南アルプストンネルは屈指の難工事だが、大井川の水量や生態系などへの影響を県が懸念し、計画から3年近く遅れている。JRはトンネル本体の掘削に向けた「準備工事」としてヤード(作業場)の整備に着手したいと求めている。

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■大井川流域市町「待った」…

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