鹿児島国体は五輪上回る規模 延期を巡り関係者ピリピリ

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塩谷耕吾
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 あちらを立てれば、こちらが立たず――。10月に鹿児島県で開催を予定する第75回国民体育大会、第20回障害者スポーツ大会の去就が、なかなか決まらない。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で年内開催は難しい状況だが、今後の対応を巡っては関係者の利害が複雑に絡み、着地点はまだ、見つかっていない。

 今月11日の鹿児島県議会。三反園訓知事は年内開催を断念する意向を示したが、併せて1年程度の延期開催を強く要望した。

 この日、2021年~24年に大会開催を予定している三重(21年)、栃木(22年)、佐賀(23年)、滋賀(24年)の知事や副知事は、大会を主催する日本スポーツ協会(JSPO)の伊藤雅俊会長らに要望書を提出の上、オンラインで面談を行った。要望書は「後催県に影響のない範囲での対応策を最優先で検討すること」「仮に延期が必要となった場合も、後催県の意見も聴取すること」など、鹿児島の延期開催を牽制(けんせい)する内容だった。

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 「後催県からの要望書は重い…

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