喫茶店マスターと常連の会話を番組に 元ラジオマン企画

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小原智恵
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 喫茶店の常連とマスターの会話に聞き耳をたてるという趣向のラジオ番組「Talking!Dripping!」(トーキング!ドリッピング!)が、名古屋市西区の「喫茶ニューポピー」で始まっている。毎回のゲストは地元でユニークな活動をする人たち。4月から動画投稿サイトのユーチューブで「放送」を開始し、4回目の収録がこのほどあった。

 「ここは名古屋駅のすぐそばにある昔ながらの街並みや景観が残る街四間道(しけみち)……。純喫茶には毎日たくさんの人が集まってきます。夜になると、マスターと常連のお客さんがここだけの面白い話をしているようですよ。今日は特別に私がご案内しますね。一緒に寄っていきましょう。(いらっしゃいませ)マスター、ルパンのトーキング!ドリッピング!」

 そんな前置きがあり、番組は始まる。

 「カランコロン」という音が入り、ニューポピーのマスター尾藤雅士さん(40)、スタッフで進行役のルパンこと柿平佑司さん(34)のもとに11日夜、ゲストが来店した。同じ四間道で宿と茶房を最近オープンした元花千佳さんだ。マスターとルパンが、四間道へ来た経緯、宿や茶房をつくったきっかけ、これからについて元花さんに聴いていく。トークの間には、その土地にちなんだアーティストの曲を流した。

 柿平さんは、FMラジオ局で営業や制作など幅広く担当してきた元ラジオマン。尾藤さんは、ラジオDJの専門学校にも通ったことがある。ニューポピーには地域の面白い人たちが多く出入りしていること、コーヒーとラジオは相性がいいことに気づき、「喫茶店のカウンターで話す深い話に聞き耳をたててみよう」をテーマにAMのような番組づくりを思いついた。

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 3回目までは飲食店支援の企…

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