新型コロナワクチン「まず米国人」 米、無料接種の方針

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ワシントン=香取啓介
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 新型コロナウイルスの感染拡大をめぐり、米政府高官は16日、米政府が確保を目指しているワクチンが利用可能になった場合、自国民を優先して自己負担なしで接種させる方針を明らかにした。有望なワクチン候補を絞り込んで投資し、来年1月までに3億回分のワクチンの提供を目指す。

 米政府は、100億ドルかけてワクチン開発の加速を目指す「ワープ・スピード作戦」と名付けた計画を実施。すでに米製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソンや米バイオ企業モデルナといったワクチンを開発する複数の企業に約5億ドルの支援を表明している。

 英オックスフォード大と英製薬大手アストラゼネカが開発するワクチン候補には最大12億ドルを支援し、ワクチン3億回分を確保したとしている。ワクチンを入れる注射器や小瓶などの調達も進める。

 政府高官によると、こうして確保したワクチンを優先順位をつけて段階的に提供する方針だ。「我々の優先順位は明らかだ。まずは米国人を助け、余剰が出れば世界に回す。もちろん他国が(独自の契約で)確保することを妨げることはできない」としている。

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