コロナで伸びる「食の宅配」 業者増加、食材も人気

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神山純一
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 食の宅配サービスを利用する人が増えている。宅配アプリが普及し、スマホで簡単に注文できるようになったほか、新型コロナウイルスによる外出控えが広がったことが背景にある。

 調査会社の富士経済によると、飲食店から料理を取り寄せる「外食デリバリー」の市場規模は、2020年は3068億円と予測する。もともと右肩上がりで成長してきたが、テレワークの浸透で自宅にいる時間が長くなり、さらに伸びているという。森尾隆史研究員は「『3密』になりがちなイートインへの不安が強いこともあり、伸びは今後も続くだろう」とみる。

 全国で約2万2千店の宅配を代行する「出前館」は、4~5月の注文数が前年の5割増になった。広報担当者は「新たなお客やリピートも多い。海外並みに宅配を広げる好機にしたい」と話す。タクシーの配車アプリを手がける「DiDi(ディディ)」が4月から大阪市内で宅配サービスを始めるなど、新規参入も相次ぐ。

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