陸上イージス、システム改修に2千億円 防衛相が見通し

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寺本大蔵
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 河野太郎防衛相は16日午前の衆院安全保障委員会で、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備計画停止について説明した。迎撃ミサイルを打ち上げた際に切り離す推進装置「ブースター」の安全な落下を担保するためのシステム改修には「恐らく2千億円、10年というコストと期間」がかかるとの見通しを示した。

 河野氏は「コストと期間をかけてもミサイルの能力が上がるわけではなく、ブースターを確実に定められたところへ落とすだけ。合理的な判断とは言えないと判断した」と述べた。

 日米間の協議を通して「ソフトウェアの改修でブースターをコントロールできるとの認識があった」とも説明。改修して配備する方針だったが、ハードウェアも改修が必要と判明し、計画停止に至ったとした。

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