第1回小池流ワンフレーズ政治の功罪 「排除」発言は反省も

有料記事検証・小池流

岡戸佑樹 長野佑介 デザイン・山市彩
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 18日告示、7月5日投開票の東京都知事選小池百合子都知事は再選をめざして立候補すると表明した。この4年で小池知事は何をもたらしたのか。2回にわたり検証する。

 6月2日午後11時。七色に点灯していた東京・お台場のレインボーブリッジは赤く染まった。東京都知事の小池百合子氏は、新型コロナウイルス感染拡大への警戒を呼びかける「東京アラート」を発出。赤はアラートを周知する色だった。

 前日に都は学習塾や劇場などへの休業要請を解除する第2段階へ移行した矢先。東京アラートは小池氏の肝いりで設けられ、感染状況が悪化すれば、休業を再要請する前にアラートで警戒を呼びかける仕組みだった。

 2日の都内の感染者が34人に上り、同日午後の都議会で小池氏は東京アラート発出に触れ、「一層の外出、特に夜の街へのお出かけは控えていただくことをお願いしたい」と答弁。だが、その約6時間後の対策会議では「夜の繁華街など『3密』のリスクの高い場所には十分注意してほしい」と述べ、「外出」自体を控えることは求めなかった。

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 アラート発出後、SNS上に…

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2020東京都知事選挙

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