「コロナ出たんだろ」 蒲郡のパブ、経営者が胸中を語る

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柏樹利弘
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 愛知県蒲郡市で3月、新型コロナウイルスに感染した男(当時57)=偽計業務妨害容疑で書類送検=が来店し、営業自粛に追い込まれたフィリピンパブ。店員も感染し、多額の損失が出たという経営者の安田知洋さん(45)が胸の内を語った。

 安田さんの店は、蒲郡市の中心部にある。別のオーナーから経営を引き継いで7年。約100平方メートルほどで地元の常連客が多いが、新規の客も訪れていた。

 男が訪れたのは3月4日夕。政府の要請による小中高校などの一斉休校が始まって間もない頃だった。

 男は普段からよく店を訪れており、「お酒を飲めば楽しい人だった」という。この日は女性従業員の接客を受けながら、ロックバンド「キャロル」の曲をカラオケで歌っていた。

「コロナばらまいてくる」

 そのとき買い物に出ていた安田さんのスマートフォンに、知人から男のことで連絡があった。

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 「『コロナばらまいてくる』…

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