サッカークラブを通じてアフリカ支援 発起人は日本人

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前田大輔
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 新型コロナウイルスの影響で日々の暮らしに苦しむアフリカの人々を、現地のサッカークラブを通じて支援するプロジェクトが始まった。発起人の男性は元サッカー少年で、青年海外協力隊員としてケニアに赴任した経験もある。取り組みに賛同するJリーグのクラブも出てきた。

 プロジェクト名はアフリカの頭文字「A」を取った「A―GOAL(ゴール)」。都内在住の団体職員、岸卓巨(たくみ)さん(34)が、5月16日に立ち上げた。大学生ら約60人が手弁当で参加し、1口1千円(1割は送金手数料などに充当)で支援金を集めている。「スポーツの力を生かした支援の形。SDGs(国連の持続可能な開発目標)が掲げる『貧困をなくそう』などの問題について考えるきっかけにもなる」と岸さんは話す。

 5月末には集まった5万円の支援金で、ケニア・ナイロビ州カワングワレのスラム地区にあるサッカークラブ「メインストリーム・スポーツ・アカデミー(MSA)」を通じ、50世帯246人に米や豆などの食料やせっけんを送った。岸さんによると、1千円で1世帯の2週間程度の物資が買えるという。

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 岸さんは大学院生だった9年…

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