秋田)米ぬか・酒かすを粉末化、機能性食品に 酒造会社

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佐藤仁彦
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 「美酒爛漫(らんまん)」の銘柄で知られる秋田銘醸(秋田県湯沢市)が、日本酒の製造過程で生じる米ぬかや酒かすを粉末に加工する工場を設け、健康食品の素材として増産する計画を進めている。県も、地域資源を活用して新分野を開拓する企業向けの補助金を出し、支援する。

 同社が事業展開する商品は、①県総合食品研究センターと共同開発し、米ぬかからGABA(ギャバ、アミノ酸の一種)を抽出する技術を確立した発酵素材「GABA粉末」②秋田大と共同研究し、食品やサプリメントの原料として期待できる「酒かす粉末」③規格外で市場に出せない県内産枝豆を原料とする「枝豆粉末」――の3種類。

 同社はこれまでも健康食品の原料として県外メーカーに供給してきたが、今後は菓子、パン、飲料などを製造する県内企業にも新商品の原料として使ってもらうことをめざす。

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 同社は今後、消費者庁に機能…

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