住宅全焼、中には10匹の飼い猫 助かった1匹のキセキ
神谷裕司
宮崎県南部のまちで5月、住宅が全焼する火事があった。高齢夫婦がやけどをして病院に運ばれたが、命に別条はなかった。家の中には10匹の飼い猫もいた。夜が明けて、近くに住む人が、自宅倉庫の片隅に1匹の猫がうずくまっているのを見つけた。
顔や首、手足などに大やけどを負っていた。じっと動かず、水も飲まない。保健所に相談すると、高原(たかはる)町で動物愛護活動に取り組むNPO法人「咲桃虎(さくもんと)」と連絡を取ってくれた。
法人代表の山下香織さん(39)は都城市の動物病院で猫を保護した人と待ち合わせ、治療してもらった。その後、猫を高原町にある咲桃虎の保護施設に連れて帰った。
ここから続き
1歳前後のオス猫で、いわゆ…
【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら