サッカー欧州5大リーグ、前季比で2280億円収入減へ
ロンドン=遠田寛生
国際的な監査法人デロイトはプロサッカー界の経営、財政状況をまとめた報告書で、欧州5大リーグが2019~20年シーズンに稼ぐ収入が前季比で、計約19億ユーロ(約2280億円)落ち込むと予測した。新型コロナウイルスの感染拡大による公式戦の中断(フランスは打ち切り)が大きな要因で、今後のサッカー界は「経営の仕方を見直す必要がある」と忠告している。
欧州サッカー界全体が昨季にあたる18~19年シーズンに稼いだ収入は、約289億ユーロ(約3兆4680億円)。そのうち、5大リーグは、約170億ユーロ(約2兆400億円)で約6割を占めていた。
今季、最も被害を受けそうなのが、昨季、全体の約20%にあたる約59億ユーロ(約7080億円)を稼いだイングランド・プレミアリーグだ。6月17日に再開する見込みだが、約3カ月間のリーグ戦中断が経営に大打撃を与えている。放映権料や入場券の払い戻しなどで、前季比での減収は5大リーグで最も大きく、約10億ユーロ(約1200億円)に上ると打ち出された。
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