接待伴う店やライブハウス19日に可 東京アラート解除

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長野佑介 軽部理人
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 新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いてきたとして、東京都は11日、感染拡大への警戒を呼びかける「東京アラート」を解除した。休業要請の段階的な緩和についても、都は12日午前0時にカラオケ店やパチンコ店などの遊興施設への要請を解除する「第3段階」に移行した。これでライブハウスなどを除くほぼ全業種で要請が解除された。

 第3段階への移行で、遊園地やゲームセンター、接待を伴わないバーなどへの休業要請も解除された。飲食店の営業時間は現在の午後10時までから午前0時までに延長される。

 段階的な緩和についての政府の方針を踏まえ、都は19日からのさらなる緩和の方針も公表した。適切な感染防止対策を取る前提で、キャバレーなどの接待を伴う飲食店や、ライブハウスも19日から休業要請を解除するほか、飲食店への短縮営業の要請も18日までで終了させる。

 一日の新たな感染者が30人を超え、都は2日にアラートを出した。都がアラートや休業要請緩和を判断する主な3指標は11日時点で、①1日あたりの感染者数(1週間平均)が20人以上=17・9人、②感染経路が不明な人の割合(同)が50%以上=48・0%、③週単位の感染者数の増加率が1倍以上=0・98倍と、いずれも目安を下回った。

 10日まで4日連続で新たな感染が20人を下回ったことや、都が病床確保の目安としている入院患者病床1千床、重症患者100床に対し、入院患者237人、重症患者21人と医療提供体制が十分に確保されていることから、都は東京アラートの解除とともに、第3段階への移行に踏みきった。

 アラートの発出に伴い、都庁やレインボーブリッジを連日、夜間に赤く点灯させていたが、解除後は発出前と同じ7色にするという。(長野佑介)

【動画】東京都の休業要請解除の3段階のステップとは?

背景に活動再開進まぬ焦り

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 新型コロナウイルス感染拡大…

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