グッチ、ショー半減へ コロナで変わるファッション界

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編集委員・高橋牧子
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 新型コロナウイルスの影響で、生産や販売などが世界中で一時停止したファッション業界。これを機に、消費を喚起するために新作の発表サイクルを早めて結果的には過剰生産を招くなどしていたファッション業界の仕組みを、根本から見直す動きが高まっている。

 5月末、グッチのデザイナー、アレッサンドロ・ミケーレは会見で「今後はコレクションの時期にこだわらず、自らのペースで新作を発表する」と明かした。

 現在は年に5回。半年先の商品を発表する春夏と秋冬の男女各コレクションと、その中間時期に店頭の商品を埋めるために更に年1度のプレコレクションがある。これでは頻度が高く、時期も早すぎる。生産者や消費者にも負荷がかかっていることをコロナ禍で改めて気づいたのだという。

 今後は新作発表の機会を半減させ、年に2回にする。「プレフォール、春夏、秋冬というコレクションを支配していた言葉を、不用品として捨てたい」。SNSでは、そうつづった。

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 5月下旬には、ロンドンとニ…

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