「人種差別の象徴だ」奴隷商人らの銅像、英国で撤去続く
ロンドン=下司佳代子 笠原真
米国で起きた白人警官による黒人男性の暴行死事件を受けて、英国でも抗議デモが広がり、各地で奴隷商人像を撤去する動きが出ている。
ロンドン博物館、撤去に理解
ロンドン博物館前に設置された像が、周辺を管理する団体によって9日に撤去された。英メディアによると、撤去されたのは、18世紀のジャマイカで500人以上の奴隷を使って砂糖のプランテーションを経営していた商人ロバート・ミリガンの像。博物館は「記念碑(像)は白人中心という現在も続く問題ある制度の一部だと認識している。ミリガンが犯した人道に対する犯罪の遺物と今も闘う人たちの痛みを無視するものだ」としている。
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