コロナ危機は官民結束のチャンス シスメックス家次会長

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聞き手=井東礁
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 新型コロナウイルスの感染者数は減少傾向にあるが、「第2波」への警戒感は依然として強いままだ。医療用検査機器大手のシスメックス神戸市)は、感染の有無を調べるPCR検査などを手がけている。現状への見方と今後の対応について、家次恒(いえつぐひさし)会長兼社長(神戸商工会議所会頭)に聞いた。

 ――感染拡大を受け、検査にかかわる企業としてどんな取り組みをしていますか。

 「PCR検査は確定診断のためのもので、時間がかかる。もう少し簡便で、病院に行ったら誰でもやってもらえるような検査を開発中だ。そうした検査でどうしても分からない人だけがPCRを受ける形にすれば、医療現場の負担は少なくなる」

 ――PCR検査に比べて短時間で結果がわかる抗原検査のキットなどを開発中です。

 「いまは開発に向けて臨床データをとっている最中だ。第2波は秋口には来ると言われているので、どう備えるか。それまでに薬事申請の許認可を受けて、検査ができるようにしたい」

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 ――感染者の重症化を予測す…

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