仕事を犠牲にするのは女 コロナ育児が広げる男との格差
国米あなんだ 千葉雄高
東京都目黒区に住むコンサルティング業の女性(44)は6月1日、緊急事態宣言の解除後初めて、2歳の娘を保育園に預けた。「よくがんばった……」と約2カ月の日々を振り返った。
4月7日の宣言で、園から登園を控えるよう言われた。会社員の夫とともに在宅勤務が始まっていたが、「何とかなるだろう」と考えていた。
だが、それまで夫は連日残業続きでほとんど育児に関わってこなかった。夫婦で家にいても娘が夫と過ごしたがらず、遊ぶのも食事も入浴も「ママがいい」。負担は全て女性にのしかかった。
テレビや動画サイトを見せながら仕事をしたこともあったが、「動画漬け」に罪悪感を抱き、続かなかった。顧客とのオンライン会議の間だけシッターを頼み、娘が寝た後に深夜まで仕事をした。
一方、夫の生活は変わらないように見えた。
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「お母さんが相手の方がうれ…
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