V字回復の株式市場 投機でなく企業の成長願う投資を

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東京経済部・吉田拓史
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取材考記

 新型コロナウイルスの感染拡大で株価が大幅に下落した。1月20日に2万4千円台だった日経平均株価は2カ月後には1万6千円台まで下がった。今年の株式市場はもともと「米中貿易摩擦と中東情勢が落ち着けば、先行きは明るい」と予想されていた。そこに東京五輪パラリンピックが延期になるほどの災難が降りかかるとは、金融のプロたちも想定外だった。

 ところが、そんな株式市場もV字回復を見せ始め、6月に入って日経平均は2万3千円台まで戻した。とはいえ、国内外で感染拡大の終息は見えておらず、上場企業の業績予想も6割近くが白紙のままだ。なぜなのか……。

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 経済部記者として東京証券取…

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