子どもは同志 コロナ禍でも「してあげる」ではなく…

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聞き手・石村裕輔
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 新型コロナウイルスの感染拡大は、私たちのくらしや社会を大きく変えました。直面する不安に、どう向き合い、乗り越えていけばいいのか。子育て支援に取り組む大日向雅美さんに聞きました。

 先日、ラジオで子どもの電話相談を担当した時、「コロナが怖くて夜も眠れない」という相談がありました。確かに連日、死者何人とか医療崩壊とかのニュースが流れていますから、子どもも怖いのですね。胸が痛みました。

おおひなた・まさみ 恵泉女学園大学長。専門は発達心理学。東京都内で子育てひろばを運営するNPO法人「あい・ぽーとステーション」の代表理事を務めるなど、子育て支援に携わってきた。近著に「もう悩まない! 自己肯定の幸せ子育て」。(写真はアートスタジオスズキ提供)

 人と間隔を空け、触れないようにと求められています。大切なことですが、子どもの心に「人は怖い」と刻みつけられないか、心配です。手洗いや人混みでのマスクをちゃんとすれば大丈夫だから、といったような子どもが安心できる伝え方も必要ではないでしょうか。

 この事態でテレワークが広がりましたが、「大変」という声が届きます。子育て中の家の中は修羅場。子育てをしながらのテレワークは厳しいです。会社に「無理だ」と宣言してはいかがでしょうか。ふだんの仕事が10だとしたら、「6とか5しかできない」と。

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 緊急事態宣言が解除された後…

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